【大学の女子力】
ロボット開発が自己成長の場 大阪電気通信大(1)工学部電子機械工学科3年、乾結貴さん(21)
今年7月10日、大阪・南港のATC(アジア太平洋トレードセンター)でマイクロマウス関西地区大会が
開かれた。マイクロマウスとはマイクロコンピューターを搭載した小型ロボットのこと。迷路の中を自律制御しながら
走らせ、その速さを競う。
大学生や専門学校生らがエントリーした会場には、大阪電気通信大学工学部電子機械工学科3年の
乾結貴さん(21)の姿もあった。3カ月がかりでマイクロマウスを完成させ、「うさコーン」と名づけて出場。
競技中は壁にぶつかるハプニングもあったが、見事にゴールを果たした。入賞はできなかったが、
「完走できたのが本当にうれしい」と笑顔を見せた。
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出場のきっかけは今春、学内でロボット開発を行う「自由工房」のメンバーに志願したことだ。
大学プロジェクトの一つで学部・学科を問わず参加できる。既にヒト型、知能、レスキューといった
各分野のロボットプロジェクトが稼働。乾さんはマイクロマウス部門を新たに立ち上げ、中心メンバーとして
活動する。
「制御プログラムを組み込むと、ロボットが人間の意思を持ったように動き始める。なかなか思い通りに
動いてくれませんが、その難しさが逆に大きな魅力」と乾さん。大会の1週間前には連日午後10時過ぎまで
実験棟にこもり、プログラミング作業に没頭した。
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乾さんのゴールタイムは途中でリタイアしたチームを除けば、最下位の52秒だった。同じロボットキットを
使っているのにわずか数秒で完走する上位入賞者もおり、技術レベルの違いに驚いたという。「私自身、
いかに井の中の蛙だったかを思い知らされた。自分を成長させる場にもなったと思います」。乾さんはそう振り返る。
今度は、10月下旬に名古屋市で開催されるマイクロマウス中部地区大会への挑戦を目指し、「うさコーン」の
改良に取り組んでいる。「30秒以内にゴールするのが次の目標。制御の知識をもっと深め、少しでもタイムを
縮めたい」と力を込めた。
(出典 www.sankei.com)
自由工房でマイクロマウスを操作する乾結貴さん
http://www.sankei.com/west/news/161009/wst1610090013-n1.html
参考:マイクロマウスの動画
第32回マイクロマウス競技会 エキスパート優勝
https://www.youtube.com/watch?v=s8R-C5-6AWY
1:12まで迷路解析パート
以降はスタートからゴールまで猛スピードで駆け抜けるパート
【画像】 大学の女子力! ロボット開発で自己成長 大阪電通大の乾結貴さんが可愛い
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